残念な骨格タイプやパーソナルカラーがあるの?という疑問
最近SNSなどで、特定の骨格やカラータイプがもてはやされ、逆にこのタイプは残念な人であるというような、非常に寂しい投稿を見ることがしばしばあります。
当然ながら、骨格や肌の色に当たりもハズレもありません。
それを特定のタイプを差別するような風潮は、そもそもそのタイプに対する誤解があるために生まれるだと思うので、今日はこのブログで残念な誤解を解いていきたいと思います。
自己診断をされている方で、「骨格ストレートだから太め」という発言をされている方をSNS等でお見かけしますが、これは全くの誤りです。
骨格ストレートさんの特徴として、
・鎖骨が見えにくい
・二の腕や腿に筋肉がつきやすい
・ウエストラインが直線的
などの特徴があります。
ですが、一般的に上半身が痩せ型と言われているような骨格ウェーブさんでも、体重が増えてくると上記ような見え方になるため、「太った体型=骨格ストレート」という誤解が生まれているのだと思います。
実際に写真をあげている方でも骨格ストレートさんではないなぁって方が多いです。
骨格タイプの決定と太っている太っていないは当然、全く関係ないです。
体重が増えてきた場合にも、全身のどこにボリュームが出ているのかが骨格タイプの決定要素になります。
これは、一般の人だけでなく、メイクのプロの方でもまだまだ誤った認識をされているなぁと思うところです。
雑誌などでも「色黒イエローベース」「色白ブルーベース」というような説明がされているのを見かけますが、
これは全くの間違いです。
肌の明るさとベースは関係がありません。
色白のイエローベースさんもいれば、色黒のブルーベースさんもいます。
パーソナルカラーにおけるベースの考えは、黄みの色と青みの色、どちらの方が血色や顔立ちに良い影響を与えるのかに関係してきます。
もっと言えば、黄色い肌のブルベさんや、ピンクっぽい肌のイエベさんもいるので、見た目の肌色とベースも必ずしもイコールではありません。
そもそも色白であれば勝ち組!という、一つの物差しで美しさを図るのもどうなのかと思います。
診断においては、すべての人が色白に見えるところを目指してはおりません。
(ただ色白に見せたかったらブルーベース夏の色を使う全員が同じ効果があります)
それぞれの肌色に、その魅力を引き立たせる見せ方があり、それを知ることができるのがパーソナルカラー診断の良さです。
イメージコンサルティングは、みんな違ってみんないい!
あなたの魅力も私の魅力もそれぞれに美しさがある。という考えがベースとなっているものです。
一つの物差しで美しさの優劣は図れません。
イメージコンサルティングを受けていただくことで、画一的なルッキズムの呪いから解き放たれて欲しい。
そんな風に願っております。