【イエローベース】ベージュが似合わないなら黒と白を着ればいいじゃない
まるで歴史上の某王妃のようなタイトルですが、今回お話する内容はタイトルそのままです。
「イエローベースと診断を受けたのですが、ベージュがどうにも似合いません。誤診ですか?」
こんな内容のお悩みがTwitterの質問箱に届きます。
過去に何度かお答えしたことがあるのですが、ツイートだとどうしても流れていってしまうので、今回はブログで解説します。
結論から言うと、イエローベースでもベージュが似合わない人はいます。
なので、それイコール誤診と思うのはちょっと待ったです。
では、なぜベージュが似合わないのか?
その理由は、
濁った色が苦手
白っぽい色が苦手
黄色みが強すぎる色が苦手
このいずれかのパターンであることが予想されます。
ここで一度、ベージュってどんな色か改めてお勉強しましょう。
色のお勉強には欠かせないPCCSトーン表で見てみると、ベージュのトーンは青い丸で囲ったあたり。
ライトグレイッシュトーンと呼ばれるトーンが、だいたいの人がベージュっぽいと感じる色かと思います。
次に色相も見て見ましょう。
ライトグレイッシュトーンの中でも得にベージュらしい色を抜き出すと下図の赤丸の色相になります。
もともとがオレンジ、もしくは黄色だったことがわかりますね。
この、ライトグレイッシュトーンは原色に中間くらいの明るさのグレーを混ぜた色のグループです。
グレーが混ざっている色は濁色と言われ、つまりはくすんだ色です。
診断時に濁った色がとても苦手だよ!と言われた方の場合は、このくすんだトーンのせいでベージュを着るとどんより顔が疲れて見えると言う現象が起きがち。
16タイプパーソナルカラーのタイプで具体的にあげると、ビビッドスプリング、ストロングオータムさんなどに多いパターン。
このタイプの方の場合はっきりした色は得意な為、ベージュのすくみが苦手な代わりに黒がしっくりくる!と言う方がほとんどです。
次に、明るさを見てみましょう。
トーン表の縦の位置は、色の明るさをあらわしています。
ベージュ系は中間からやや明るい色までに位置していますね。
つまり、あまり暗さがない色です。
そのため暗い色を得意とする人の場合、ベージュはなんだかぼんやりとして似合わない印象になりがちです。
16タイプパーソナルカラーでは、ディープオータムの方がこのケースに該当します。
このタイプの方もベージュよりも黒が得意です。
黒以外にもこげ茶、濃紺などベース問わず暗い色が得意な方も多いため、ベージュが苦手でもベーシックカラーで困ることは少ないタイプかもしれません。
先ほども触れましたが、ベージュのもともとの色相はオレンジや黄色となります。
これらはとても黄みが強い色相です。
イエローベースでもセカンドがブルーベースになるタイプの方の場合は、オレンジ系が黄ぐすみして苦手と言う方も多いです。
16タイプではライトスプリング、ブライトスプリングなどがこのパターン該当します。
このタイプはライトグレイッシュのくすんだベージュや黄みの強いキャメル系は避けたほうが無難。
明るく澄んだ色が得意という特徴を利用して、ペールトーンのピーチベージュやアイボリーを使うことで黄ぐすみを避けることが可能です。
このタイプの方は、ブルーベースの明るいベーシックカラーも似合いやすいので、オフホワイトやライトグレーは使いやすいかと思います。
ベージュに代わるベーシックカラーの選択肢として、ぜひ取り入れて見てください。
いかがでしたか?16タイプで分析すると、イエローベースさんでもベージュが苦手なタイプって意外と多いことがわかりますよね。
その分、他に使いやすいベーシックカラーがあるので、ご自身のタイプの特徴をしっかりと理解して取り入れてみくださいね!
※2021年の記事を一部リライトして再掲いたしました。